原田宏樹の日記。僕の電話番号は09018265456です。何かありましたらお電話をどうぞ。

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2019年10月13日(日)日記

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2019年10月13日(日)日記

僕はこの日は午前1時50分頃に電源が復活する「バタン」という音で起こされてしまった。先日の夜は台風19号が来たこともあり、このスーパーホテル鳥取駅前店も停電をしていたのだが、何やら電源が復活したり切れたりを繰り返したりしていた。その際に度々起こされてはいたのだが、まぁこれについては仕方がないと言っても良いだろう。

というか、台風の勢いがかなり強くて窓の外はずっと轟音を鳴らしながら風が吹き荒れており、そもそもまともに眠れる環境でもなかったのだ。

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ただ僕はホテルで寝ていて「これは多分、山陰地方は瀬戸内海沿岸と違って線路の周辺住民を叩き起こすような貨物列車の通過は夜に無いな」と感じてしまった。そもそもそういった音で起こされることがまるでなかったからである。

それから僕は朝7時30分頃に起きて朝食に行こうとするとエレベーターの前に全面英語の張り紙が貼られているのを見つけた。これは恐らく先日の停電に対する記述だろう。

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何かこのホテルは掲示物に英語を使うことが多い気がするように僕は感じた。

 

さて、それから僕は1階に降りて朝食のバイキングに向かったわけである。

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僕が料理を取っていると、通りすがりの外国人(非白人)と鉢合わせをした。僕が道を譲るとその外国人は「sorry!」と言ってきた。僕はそれを聞いて少しだけ心中で首を傾げてしまった。それというのも実は僕は以前にこのホテル内の廊下でも似たような体験をしていたからであった。

「すぐにsorryと謝るのは日本人だけだ」そのような指摘が少し前に白色人種の国家などからなされていたが、この日僕は別にそんな事もないような気がしてしまった。割と英語圏の人間はちょっとした事で「sorry」と謝ってくるのである。案外そういう謝りもしないという横柄な人種は白色人種だけなのかもしれない。

 

ちなみに今日の朝食はカレーを取ってみた。

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このホテルのバイキング場に設置されていた案内板によると鳥取県民はカレーを好んでいるらしい。ここのカレーは梨などが入っているという事だった。

ちなみにここの椅子はテーブルの脚に椅子を乗り上げるタイプでもないらしい。その辺りのストレスは少なめであるようだ。

 

この日僕は朝食を取る際に何やら妙な書状がホテルのバイキング場に飾られているのを発見してしまった。

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そこには〝修了証書 茶谷裕康様 あなたは栃木県食品衛生責任者制度運営要綱の規定に基づき食品衛生責任者の養成講習を修了した事を証します 平成30年6月19日 公益社団法人 栃木県食品衛生協会 会長 斎藤公則〟という事が書いてあったのである。

 僕は「これはいったいなんなのだろう。ここは鳥取県だよな。このスーパーホテルの本社だって大阪だし。なんでここで栃木県が出てくるんだ?これはこの証書に名前が載っている茶谷という姓をした人物が何かここで研修でも受けた結果として与えられた書状なのだろうか。そしてその人物がこのホテルの衛生管理の責任者でもやっているという事なのだろうか」と考えてしまった。


 ちなみにこれは余談ではあるが、僕は2019年10月14日の朝方10時頃にこの茶谷という姓に付いてまず名字由来.netというwebサイトで検索をかけてみた。

するとここには〝兵庫県宝塚市大原野茶谷がルーツである。愛知県、大阪府兵庫県滋賀県など近畿地方に多数見られる。茶の栽培や関連する職業が由来〟と書いてあった。

 次に僕はー名字の由来、語源、分布ー日本姓氏語源辞典というwebサイトでも茶谷という姓について調べてみた。

 するとそこには〝大阪府、愛知県、石川県。①職業。山口県岩国市、石川県金沢市打木町西、富山県富山市八尾町西町では茶屋の屋号による明治新姓と伝えられる。山口県美祢市大嶺町奥分では江戸時代から称していたと伝える。②奈良県奈良市大柳生町の小字の茶谷から発祥〟という記述があった。

 僕はその情報を見てiphone10x上でスーパー地形というアプリケーションを起動して、出てきた情報の検索を開始した。

 まずは名字由来.netに記載があった兵庫県宝塚市大原野茶谷という住所に付いてであるが、ここに付いてはスーパー地形で検索をかけた所、すぐに場所が出てきた。この地点の標高は219.32mであるようで、なかなかに標高は高いようであった。これに関しては茶の栽培に関連した職業が由来という記述からして標高がそこそこ高いのはなんとなく僕は予想は出来ていた。

 それから僕はー名字の由来、語源、分布ー日本姓氏語源辞典の検索結果の記述について調べてみた。

 まず山口県岩国市についてはこの住所だけでは標高の特定が出来ない為、スーパー地形での検索を断念した。

 次に石川県金沢市打木町西であるが、スーパー地形というアプリケーションによるとこの住所の標高は4.42mであるという事であった。

 富山県富山市八尾町西町についてはどうかと僕は調べてみた。するとこの住所の標高は大方101.74mであるということが判明した。

 山口県美祢市大嶺町奥分はどうかと言えば検索結果からするとこの住所の標高は144.68mであった。しかしアプリケーションの地図の左上のあたりに大嶺町奥分という土地名が載っており、その辺りにカーソルを合わせてみるとその辺りの標高はおおよそ200~280m程度であった。

 最後に僕は奈良県奈良市大柳生町について検索をかけてみたが、スーパー地形の示すこの住所の標高は306mであった。僕はこの住所について少し疑問に思い、この辺りの地形の標高についてカーソルを合わせて調べてみたのだが、どうもこの辺りは町も標高が200m程度の高さにあるようだった。

 全ての検索を終えた結果としてはこの茶谷という姓については〝緯度が高めの日本海側の降雪地帯、もしくは瀬戸内海側の標高が高めで気温が低くなる地域にその起源を持っている〟という事が言えそうであった。

 僕はこの結果を受けて少し驚いてしまった。〝この日本においては姓の起源となっている土地の標高×緯度によってその姓をした人間の社会的な階級が暗黙裏のうちに決定されている。そしてその階級によってその人間が社会の構成員から自然を装って騒音などを用いてどの程度のストレスを与えられるのかが決定される。また職業選択にもその姓に振り分けられた階級が強く影響する〟という指摘を僕は以前にしていたのであるが、何やらその推測を裏付けるような検索結果になってしまった。恐らくこれは北陸の平地と山口県奈良県の山岳地帯の気候が大まかに一致するのであろう。つまりこの茶谷という姓の氏族はこの辺りの気候に好んで住んでいた人達であると言える可能性が高いと僕は考えたのである。ひょっとするとこの茶という作物自体がこの辺りの気候条件で栽培されるものなのだろうか。

 ただ僕はこの結果を受けて考え込んでしまったのである。「茶谷という姓は基本的には西日本にその起源を持っている。当然このホテルは鳥取県にあるのだから、このホテルに飾ってある修了証書を受けた人物というのは西日本に起源を持っている可能性が高いと言うことができる。なぜ栃木県からこのような認定を受けているのだろうか」僕はそのように考えて念には念を入れてこの茶谷裕康という人物について検索をかけてみたのである。

 するとこの茶谷裕康という人物が埼玉県出身の人物であるということが判明した。どうやらこの人物は現在妻と共にスーパーホテルの支配人・副支配人を務めているということであった。

 僕は一応、この茶谷という姓の人口分布についてもあたってみた。するとこの姓をした人間の人口分布が東日本にも少しだけいるということがわかってきた。ただ、どうも大まかには西日本に多い姓であるということも判明してきた。そしてどうやらその人口の総数からいっても、この姓の氏族自体あまり繁殖をしていないようであった。

 ちなみにこのスーパーホテルの朝食を用意しているのはどうも山本という平地系の姓をした氏族の運営する会社のようであった。

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この山本という氏族は山地の人間に従う事で仕出し屋という日本語の職業を選択できているのだろうか。それとも鳥取県の山本という氏族は緯度によるボーナス加点を得てなんとか仕出し屋をすることができているのだろうか。僕にはそれはよくわからなかった。

 

 考察に熱が入り話がついつい逸れてしまった。話を日記の地点に戻そうと思う。

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 この日のカレーはなかなかに美味しかった。カレーの中には梨が実際に入っており、意外にもそれがそこそこマッチしていた。

ちなみにこのスーパーホテルのバイキングには朝ごパンコーナーというパンを出しているコーナーがあった。

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僕はその表記を見て「〝ご〟は〝御〟なのだろうか。小麦粉を愛好する白色人種並びに東日本の遺伝形質を持つ氏族達への配慮が伺える表現だな」と感じてしまった。

 


 僕は朝食後、少し気になったのでロシア産のOSについて調べてみた。近年の世界におけるスマートフォンの覇権争いにロシアはどう関係しているのだろうと少しだけ興味を持ったのである。するとどうもロシアには過去にオーロラという名称のOSが存在していたということがわかってきた(ただこのOSは現在使用していないらしい)。そしてこのオーロラというOSがファーウェイの次期OSとして使用される事になるかもしれないという事だった。これはつまり中露が連携を取りスマートフォンを作るということである。なにやらこの辺りは意外な展開であった。外から見ていると、これまでこの二国はそこまで仲が良いという雰囲気でもなかったからだ。

 


 それから僕は自身に割り当てられた部屋である915号室に戻って、部屋に備え付けられている空気清浄機を付けようと考えた。この日の朝は少しだけハウスダストで鼻が詰まっていたのである。

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 このスーパーホテルの915号室に備え付けられている空気清浄機はSHARP製であるようだったが、この機器の表面には給水についての注意書きがシールによって貼られていた。〝タンク内を清潔に保ち、快適にお使いいただく為、給水タンクにはお水が入っておりません。お手数ですが、給水後にご利用ください。※To keep tanks clean and ensure comfortable use.tanks are left empty.Fill tanks with water before use.〟これはそのシールの表面に書かれていた記述の丸写しである。このホテルの空気清浄機という日本語をした家電のシールには的確に英語末尾の表記がなされているようだ。ひょっとしてバランスを取っているのだろうか。

 とにかくも僕はこの表示を見て、「空気清浄機内から容器を取り出してその容器に給水をして空気清浄機を作動させよう」と考えた。タンクを空気清浄機から取り出していざ水道から水をドバドバと入れる。そして空気清浄機に僕はタンクを取り付けようとした。そしてその時にとんでもない問題が浮上してきたのである。

 それというのも水を入れたタンクをいざ空気清浄機本体に装着しようとすると水がドバドバと大量に漏れてしまうのである。これには少しまいってしまった。どうもタンクを取り付けるには給水に使った蓋がある方を底面に向けて空気清浄機に設置する必要があるのだが、その蓋辺りから水が漏れてしまっているのだ。僕は少しだけ水を漏らしながらなんとか空気清浄機にタンクを設置したわけである。

 僕はそれを受けて「このホテルはリニューアルオープンしたばかりだと言うが、このような空気清浄機を設置しておくと、水が底面に巻かれて行って、その湿気からダニが大繁殖してしまうだろうな」と推測した。もちろん、空気清浄機に水を漏らさずにタンクを挿入するやり方もあるのかもしれない。ただ、それはなかなかに普通の利用客が知っていることもなさそうであった。

 

それから僕は少し疲労してふとベットに寝転がった。すると部屋の天井の色合いが美しい事に気がついた。なにやら影に茶色が混ざっているのである。

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 僕は自身が宿泊している915号室から北側の窓の外を見てみた。

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すると、この部屋よりも低い位置に茶色い建物がある事がわかってきた。おそらくはこの茶色い建物に太陽光線が当たり反射光が部屋の天井まで来ていたのだろう。

 僕はこれを受けて「きついな〜」と思ってしまった。それというのも、この辺りの反射光といった要素まで加味すると、今後ますますイメージで絵を描くなどという事が難しくなるだろうと思ってしまったのだ。モノクロならいざ知らずそれがカラーであればなおさらなのである。

 それというのも画面解像度の向上というのは近年その発達速度を増しており、どうしても映像芸術においては画面密度が必要になってきているのだ。そして画面密度というのはイメージをベースにすると低くなりがちになるのだ。それはどうしても抽象化や記号化が起きてしまうからである。僕は実を言うとこの問題にはこれまでずっと悩まされていた。

 映像というのは、そもそもが〝迫り来る列車をカメラで撮影し、それを映写機を使ってスクリーンに映して大衆をびっくりさせた〟というところから始まっている。リアリティというものにやはり大衆はひたすら弱いのだ。そしてリアリティというのは必然的に映像情報の密度から発生するのだ。

 そしてここまで映像の解像度が向上してくると、中々に短調な絵では勝負し辛くなってきているようにも僕は感じている。そもそも映画用のカメラのフレームレートも上がり続けているのだ。とある分野においては映像というのは現実の視覚に近づくどころか、実は追い越し始めているのである。

 僕はそんな事を考えながら窓の外を見ていた。僕の宿泊しているスーパーホテル鳥取駅前店の915号室の北側の窓からは鳥取駅の様子をつぶさに見てとることが出来た。そしてそこに漫画王国鳥取という表記がなされた名探偵コナンの絵がデカデカと入った列車が入ってきたのである。

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 僕はそれを見ながら「漫画王国と言いながらコナンしか載ってないじゃないか」と少し呆れてしまった。水木しげるの絵がどこか別に入っていたりするのだろうか。その点についてはイマイチ分からなかった。ただ僕は「そもそも名探偵コナン青山剛昌は確か名古屋市の栄育ちであったと思うが」などと頬杖をつきながらなんとは無しに考えてしまった。

 そして「ああ、青山ね。そりゃ強いわ。〝青〟と〝山〟でしょ。その姓をした人間がシャーロックホームズというイギリスの探偵を題材にした漫画を描いたわけだ。そりゃ売れるだろうな。日本に敷かれた階級制度からくる操作の結果でね。これに関しては多分有利な要素が多すぎて内容はあんまり関係ないな。いつも同じこと延々とやってるし」と僕は推察をした。


 それから僕は部屋で日本画の色彩についての研究を始めた。とにかく吉祥、ナカガワ胡粉、ローラン商会、全ての会社の顔彩の色を紙に書き出して、普遍的な日本の伝統色と差が無いか調査をし始めたのである。


 僕が研究を始めた10時25分頃、ホテルの清掃員の方が僕の部屋の扉の鍵を開けて部屋に入ってきてしまった。扉の外に未清掃という〝この日は清掃をしなくても良いですよ〟という意思表示をする札をつけていたのにも関わらずである。僕はこれにはかなり動揺をしてしまった。


 その後、僕は淡々と顔彩の色を和紙のスケッチブックに出していった。正確性を期す為に、一色つきペットボトル一本分の水を使い切る、筆もその都度変えるという事を僕は徹底していた為、やたらと時間がかかってしまった。

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 色を出した後に、僕はwebカラーを参考に色の確認をし始めた。もちろん、web上に載っている色見本の方が間違えている可能性もあるのだがiPhoneの液晶の表示色は現実と比べてかなり正確性が高いという事であったのでその辺りを信用することにした。そもそも日本においては印刷の色というもの自体がなかなかに紛れのあるものなのだ。印刷については何度か体験したことがあるのだが、RGB形式とCMYK形式の差異など、正確な色を入れ込むのがなかなかに難しいのである。むしろwebの方が正確性が高いと言えるかもしれないと僕は考えている。

 また、日本に敷かれている階級制度では基本的に英語が正しいという事になっているのである。つまりネット上のwebカラーという英単語の塊は正しい色を示している可能性が高いと僕は考えたのである。さらに言えば、デジタル系のソフトウェアというのは基本的にはwebカラーベースで色を設計するものだと僕が考えている。ちなみに僕が色について調べたのはcolordic.orgという和色大辞典というサイトである。


 そして僕は色を全て出した後にそれを和色大事典と照らし合わせてみたのだが、その結果が妙なものになっている事に気がついた。それというのも浅葱については#00a3afの浅葱色と比較すると3社とも一見間違っているように見えたのである。

 僕はこの結果があまりに異様であると考えてしまい、思わず浅葱という色について検索をかけてみたのである。するとなにやら浅葱色(ja)#0087aaという色が現れた。(ja)はひょっとしてjapanese、つまり日本という意味であろうか。

 僕はこの色を見て本当に驚愕に目を見開いてしまった。こちらの浅葱色(ja)#0087aaが3社の浅葱色の色相と合致してしまっていたのである。これは一体どういう事なのだろうか。よくわからなかった。

 そして僕は驚愕のままに朱についてもこのサイトで検索をかけてみた。すると朱色#eb6101というものと朱色(ja)#ed514eというものが検索にひっかかったのである。

 以前に僕は「朱色に関してはナカガワが近い」と記述をした。ただ、どうも朱色#eb6101は黄色に近い朱色であり、朱色(ja)#ed514eというのが赤色に近い朱色であった。こちらの朱色(ja)#ed514eから3社の色を照らし合わせると吉祥やローランの色の方が近いという結果になってしまっていた。

 さらに言えばローラン商会の牡丹色についても牡丹色#e7609eと牡丹色(ja)#c24daeとで比べると、牡丹色(ja)#c24daeの方と色相が全く同じという結果になってしまったのである。

 特にこの(ja)という表記について説明がこのサイトには無かったので僕は妙に思ってしまった。また色の検索結果には(zh)という表記もあり、それについても僕はよくわからなかった。そして僕は思わずこの(ja)と(zh)について検索をかけてみた。するとどうもこのワードが言語コードを示すものであるということがわかってきた。ちなみにzhは中国でありjaは日本ということであった。

 僕はこのあたりの結果をみてどの色を使用していいのかがわからなくなった。色の違いというのは絵を描く際に明確に認識の差として現れてくるのである。

 そこで僕は2019年10月14日13時1分頃、この和色大辞典を運営しているcolordic.orgというwebサイトに質問のメールを送付してみた。内容は以下の通りである。

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宛先:webmaster@colordic.org

件名:このサイトに記載してある日本の伝統色に関する質問です。ー原田宏樹

 


お世話になっております。僕はサークルアマゾネスという電子書籍サークルの代表をしております原田宏樹というものです。

 


現在僕は日本画のデジタル化について取り組んでいるのですが、その際にこのcolordic.orgというサイト内の和色大辞典というコンテンツのwebカラーを参考にさせていただきました。

ただ、その際に奇妙な事が判明してきたので、それについて質問させてください。

 


実は僕は株式会社吉祥、ナカガワ胡粉株式会社、有限会社ローラン商会の3社の顔彩についての色を紙に出してみて色の比較という事をやってみたのです。そうするとこの3社の顔彩の色が彩度、色相共にそれぞれ微妙に異なっているという事がわかってきました。

そこで僕は正確な日本の伝統色を参考にして使用する色を決定しようと思い立ち、このcolordic.orgというサイト内の和色大辞典を参考に色を決めようと考えたのです。

そして僕は色を比較する際に色をwebサイト内から視認によって探すのが面倒だったので、右上の検索欄から色名を入力してそこから出た色と紙に出した色の比較をしていきました。するとそこで(ja)という記号を見つけてしまったのです。

僕はそれを少し不思議に思い(ja)も顔彩の色の確認に使ってみました。すると、浅葱色と牡丹色に関しては無印よりも明確に(ja)の方が色合が近い色相であるということがわかってきたのです。

この(ja)というのはどうも言語コードのようなのですが、これはこちらの方が日本の伝統色に近いという事なのでしょうか。

というのも実際に顔彩の色を出して研究した僕からすると、どうもこの和色大辞典というものが〝海外の色相を日本の伝統色に当て嵌めたらこうなる〟というものであるように感じられてしまったのです。

 


その辺りのところは結局のところどうなっているのでしょうか。この(ja)という表記がなされている色が日本の伝統色に近いという事で良いのでしょうか。もしお暇があるようでしたら回答をお願いいたします。

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 上記のメールへの返答が為されたら、またそれをここに載せようと思っている。

 それというのもどうもこの辺りは日本のデジタル産業においてとても重要な問題であるように僕には思えるからである。

 もしこのcolordic.orgの和色大辞典というものが〝海外の色相を日本の伝統色に当て嵌めたらこうなる〟という形で製作されているのだとすると、例えば日本の伝統色を使用したwebサイトを作成する際に多大な弊害が出てしまう可能性があるわけである。もちろんこれが僕の勘違いである可能性も多分にあるわけだが、質問をしてみる事自体は僕の色の考察にとっても良い事だと僕は考える。この件については返信を心待ちにしておく事にしよう。

 


 余談がどうも過ぎてしまったようだ。話をこの日の時点の戻す。この日の夕方頃、僕は顔彩の色を比べる事に夢中で使用したアメニティグッズをホテルの外に出すのを忘れていた事に気がついた。僕は「ああ、これひょっとしてアメニティグッズが部屋の外に出ていなかったから掃除の人がそれを気にして部屋に入ってきたのかな。アメニティグッズは英語だもんな。アメニティグッズを大切にしないと白色人種並びに東日本の遺伝形質を持ったものたちが激怒して遠回しに自然を装った攻撃を仕掛けてくる可能性が高いもんな」と考察した。そして「これは清掃の人に申し訳なかったな」と僕は結論を出したわけである。


 それから僕は鳥取市の画材屋に行ってみようと考えてホテルの駐車場に向かった。ホテルの駐車場には若い係員の方がおり、僕を見るなり名前を言うかそれとも鍵を出すように要求してきた。僕は係員の方に鍵を差し出した。

 すると係員の方は鍵に少しだけ手を伸ばした後に「お預かり、あっ、18番ですね」と番号を確認するなり手を引っ込めたのである。

 僕はそれを受けて「なるほどね。このやり取りは典型的な操作だな。旅に出てからこれまでにこのやり口は何度も見た。駐車場というのは日本語の単語である。そこでこのホテルでは客が駐車場を使う事に対してストレスを与えているわけだ。そうすると白色人種並びに東日本の遺伝形質を持った者達がその溜飲を下げてその自然を装った攻撃的な操作の手を緩める可能性が高いからな」と推察をした。


 僕は軽度のストレスを受けながらも車に乗り込み鳥取市の市街地へと出た。するとスーパーホテル鳥取駅北口店が前方に見えてきたわけである。

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 僕はスーパーホテル鳥取駅北口店を見て仰天してしまった。なんと駅北店には天然温泉がついているような表記がなされていたのである。

 「なるほどな。この国の階級制度においては住所や姓に〝北〟や〝東〟などと行った東日本を示すようなワードが入っていると、〝良い環境を用意することが許される〟もんな。それでこのスーパーホテル鳥取駅北口店は北口の〝北〟というワードによって振り分けられた持ち点を温泉の設置に使ったのか。俺が宿泊しているスーパーホテル鳥取駅店には温泉はついてないもんな。この辺りはかなりわかりやすいぞ」僕はそのように推察をしながら適当な駐車場にとりあえず車を止めた。僕はそこで着用するコートの入れ替えを行った。それというのもロシア製のミリタリーコートはちょっと防寒性能高すぎて暑かったのだ。恐らくはこのコートは真冬などに着用するものなのだろう。僕はノースフェイスの迷彩柄ダウンジャケットに着替えをした。するとかなりちょうど良い体温になった。

 それから僕はネットで鳥取市の画材屋について検索をしてみた。どうやら鳥取市では鳥取画材という店と板尾画材センターという店が日本画を取り扱っているようであった。

 僕は鳥取画材をカーナビの文房具店の項目から探してみたがそこには入っていなかった。板尾画材センターは入っているのにも関わらずである。僕はその事を不思議に思いながらも鳥取画材という単語をカーナビに入れた。すると店舗が引っ掛かったので、カーナビの案内にしたがってそちらに向かった。

 どうやら鳥取画材は駅前の商店街の辺りにあるようであった。店の駐車場には車が大量に停められており、僕はそれを不思議に思った。「こんなに客がこの店に来ているのか?」と。

 それから僕は店の入り口に回ってみたのだが、店の看板を見て思わず閉口してしまった。

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そこには〝額縁・絵画材料 デザイン材料 絵画教室 鳥取画材 PaleTe 株式会社パレット〟という文言が並んでいたからである。またしても英語末尾を持ってきているのだ。再三に渡って僕はこれまで指摘してきたのだが、日本語というのは動詞という重要な語句が文章の末尾に来る言語なのである。つまるところ、店の看板の横文字の配置を見た際に一番右下にある文字というのが日本語的には一番大切であるという意識付けがされる箇所なのである。この店はどうやらパレットという英単語が大切であると公衆の面前にアピールしているわけなのだ。ちなみにこれは中国地方で散々に見てきた〝得点稼ぎ〟の典型的な手法である。英語を店名の末尾に配置するする事でバランスとして日本画などの日本の伝統的な商品を取り扱えるようにするわけである。

 さて肝心の鳥取画材の店内の様子はといえば、この店はかなり親切な作りをしていた。というのも、置かれている画材の品名がしっかりと書かれているのである。僕はこの店でようやく以前に自分が買った匙が水匙(真鍮)である事に気がついた。どうやらこの匙は膠に使用してはいけないようであったのだ。

 それからここにはニカワ鍋がたくさん置いてあり、僕はその点には驚愕してしまった。

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以前僕は広島県福山市の画材屋で大きな膠鍋を一個だけ発見したのだが、この店には小さなニカワ鍋も大量に取り揃えてあった。

 またこの店ではローラン商会のチューブ絵具が何故か鳳凰日本画絵具として表記されたまま売ってあった事にも僕は違和感を覚えてしまった。

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 ちなみにこの店でおいてある皿や水入れには〝瀬戸理花〟という会社名がついていた。

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僕はそれを見て「絵皿や水入れの会社って瀬戸理花って言うのかよ。すげー弱いワードした会社だな」と感じてしまった。僕はそう感じながらも瀬戸理花の大皿を手に取った。胡粉団子を作る際に小さな皿では困ったからである。

 それから僕はこの店でナカガワ胡粉株式会社の鳳凰顔彩を発見した。

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はっきり言ってこれは初めての事であった。これまでに僕は色々な店を見てきたわけだが、鳳凰顔彩を置いている店は一点も無かったからである。感動しながら僕は鳳凰顔彩を手にとった。僕はこの日、鳳凰顔彩を新しく購入するつもりであった。というのも色が尽きてきていたし、野外で絵を描いているせいか内部も相当汚れてきていたからである。

 僕は鳳凰顔彩を手に取る際に妙な事に気がついてしまった。包装のゴムが切れているのである。これはわざとなのであろうか。その辺りはよくわからなかった。

 この店はまた胡粉やドーサ水の取り扱いもしてあった。

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かなり凄い品揃えである。僕はここで花胡粉も手にとった。それというのも花胡粉は下塗りに使うという曖昧な情報を日本画絡みの書物から得ていたからである。

 さてこの店の筆の方はといえば、ここは精雲堂の品揃えが物凄かった。見た事も無い種類の筆が相当数並べられていたのである。

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コリンスキー(ロシアイタチ)の面相筆、削雲、即雲、など。ただここは彩色筆については品揃えが薄いように感じられた。筆に直接字が印字してあるタイプが無かったのである。

 ただ僕はかなり夢中になって筆を漁り大量に手に取っていった。特に面相筆に関してはもうまともに線が引けるものが熊野藤田のhokusaiしかなくなっていたので多く購入してみた。正直な所、面相筆に関してはhokusaiという筆は出来が凄いので、精雲堂製の面相筆で太刀打ちが出来るか心配だったのだ。

 ちなみにこの筆を選んでいる間にこの店の店主であろう壮年の男性が店の入り口の自動ドアから出入りをして僕の背後から騒音をさせてきた。また背後で鼻啜りも数回してきた。僕はこの辺りで「なるほどね。日本画に対するストレスを与えてきたな」と考えてしまった。

 その後、僕は製品をまとめてレジに持っていった。そこで件の壮年の男性が会計をしてくれたのだが、何やら動きが非常に緩慢であった。会計の結果としてはこの日僕が買ったのは2万円を超える買物であり、なかなか懐が痛んでしまった。ただし、ここではクレジットカードが使用できたのでそちらで会計しておいた。

 会計を終えると壮年の男性の方は筆を英語の記述がなされた袋に詰めようと複数の筆を掴み乱暴に持ち上げようとした。すると筆に付けられたキャップが吹き飛んでしまっていた。僕はそれを見て「三次市の三原画材と同じだ!」と感じてしまった。壮年の男性の方は落としてしまったキャップをわざとらしくゆっくりと探しだし、どのキャップが外れたか非常に緩慢な動きで探し出してしまった。

 僕は「あの、外れたのはこれです」と思わずキャップが外れた筆を指差した。すると壮年の男性の方は「ああ…」と力なく返事をしてキャップをゆっくりと筆に嵌めた。そして壮年の男性の方は非常にノロノロとした動きで筆を袋に入れ始めたのである。おおよそ1分程度であっただろうか。まるで音も出さずゆっくりゆっくりと袋に筆を少量ずつ入れていく様は何かホラー映画のような様相と化していた。

 壮年の男性の方は筆を袋に入れ終えると、花胡粉と皿をさらに別の袋に入れ始めた。僕はその別の袋を見て顔をしかめてしまった。その袋には物凄い量のアルファベットが記述してあったのである。載っている単語から推察するとそれはフランス語であったのだろうか。

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胡粉という瀬戸内海地方で生産されたイタボ牡蠣(ちなみにこの瀬戸内海地方のイタボ牡蠣は絶滅してしまったそうであり、現在のイタボ牡蠣を使った胡粉というのは生産した分で終わりとの事であった。ただ大分県でイタボ牡蠣の養殖に成功したという情報もあった)を原料とした製品と、瀬戸理花という瀬戸内海を想起させるようなメーカーの陶器の製品などがフランス語に異様にまみれた包装に包まれていく。僕はそれを見ながら「計算しているな」と感じてしまった。そう、恐らくはこの店でも瀬戸内海はまずいのだろう。だから頑張って白色人種並びに東日本の遺伝形質を持つ者達が喜ぶようなフランス語の印字が大量になされた包装を使用する事で〝売る事を許してもらっている〟のだ。僕はそのように推察をした。

 それから僕はちょっと気になったので壮年の男性の方に「あのー花胡粉って普通の胡粉と何が違うんですか?」と聞いてみた。すると壮年の男性の方は何か言葉に詰まってしまっていた。そして「いや、僕はあまり日本画の画材に詳しくなくて…」と言いながら胡粉が置いてある売り場へと歩いていった。

 僕がその後についていくと、なんと壮年の男性はそこで棚の上部に掛けられてある吉祥の画材案内の冊子を読み出したのである。

 僕はそれを見て驚愕に目を見開きながら「それ吉祥でしょ?吉祥じゃ無理じゃないですか?」と言ってしまった。それというのも吉祥という会社は京都の南部に店を構えており住所に使われているワードが弱いのである。吉というワードはどうも日本の階級社会で有利に設定されているようではあるのだがローランやナカガワというワードよりも恐らくは持ち点が低いのだ。

 つまるところ僕はイマイチ吉祥という会社を信用していない節があった。色の名称についてもこの会社のみ本藍、上朱、花白緑など妙な物を選択しているのだ。信用が薄れてしまっても仕方がないことである。

 ただ僕は一応は吉祥の冊子を読んでみた。しかしやはりというか、花胡粉についての記述はなされていなかった。すると壮年の男性は僕に対して「わかりません。ごめんなさい」と謝ってレジへと帰って行った。

 僕はそれを聞いて「この人がわからないわけがないよな」と思ってしまった。それというのもこの店の筆コーナーにある精雲堂の解説はなかなかに凄かったのだ。僕は精雲堂の筆の多くが羊や鹿などの毛を混合して作っているという事をこの店で初めて知ったのだ。この店が花胡粉について何も知らずに店に入荷しているとは考えにくかった。またレジの台の上には日本画教室についての記載もあった。この店で日本画について教えているような確率も高かったのだ。

 僕は「これは〝日本画について聞かれても知らないという事にする〟というルールでも設定されているのだろうか。それとも日本画の画材屋のコミュニティ周辺では〝平地にその姓の起源を持つ妙な奴がfacebookに日記を記述をしながら日本各地の日本画を取り扱った画材屋を回っている〟という情報が巡り巡っているような状況になっていたのだろうか」と推察した。ただ、問題の核心がどちらにあったのかということは僕が持っている情報では判断しかねたのである。

 ちなみにこの店では何故か商品が2割引きになってしまった。「2万円を超える商品を購入したので」という事だった。

 会計を終えて僕は店の外に出たのだが、とある事を思い出して店に引き返して隈取筆の茶色いものも購入した。それというのも、色に接する筆の毛の色は色の濃さ(日本画においてこれは顔料の粒子の大きさを指し示している)に合わせる必要を感じてきたからである。ちなみにこの商品も2割引となっており僕は少しだけ驚いてしまった。

 僕はそれから僕は車に乗り込み少しだけ日本画のデジタル化についての考察をした。僕は恐らくは将来的になんらかのソフトウェアを使って日本画を再現するようなシステムを組むと思う。恐らくはこれは乗算レイヤーが主な仕組みになるのだろうか。更に言えば水量のパラメーターが豊富なソフトウェアでないといけないだろう。多分日本のソフトウェアでは機能が足りずに出来ないと僕は推測している。というよりも日本のイラストに関するソフトウェアはまず〝筆圧で色の濃さが変わる〟という馬鹿な仕様をそろそろ辞めた方が良いと僕は考えている。筆を使って色を塗る際に筆圧を強くする事で増えるのは流量のパラメーターであって濃度のパラメーターではないのだ。筆圧で色が濃くなったりするという仕様は恐らくはGペンあたりから来ているのであろうか。どうもスマートな仕組みではないと感じてしまう。多分日本で昔大流行したカナダのコーレル社のpainter6の水彩を引き摺っているのであろう。

 話を戻すと、なんにしても日本画はまずアナログで触っていないとまともにデジタルでも塗れないだろうと僕はこの日考えてしまったのだ。そもそも日本画はかなり独特な技法がいっぱいあるようなのだ。たとえデジタル化が出来たとしても結局はアナログでも触らないと使い方がわからないのではないかとちょっとだけ思ってしまったのだ。


 それから僕は他の画材屋にも一応行ってみようと思い立ち、板尾画材センター 画廊ビーナスという店をカーナビで検索してみた。するとこの店が鳥取画材から70mの至近距離にあるという情報を見て本当に驚いてしまった。

 車で少しだけ走ってみたがこの店にはどうも駐車場が見当たらなかった。僕は仕方がなく商店街前の路地にハザードランプをさせながら車を駐車して店内に乗り込んだ。

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 この店ではまず日本画関連の画材の位置がイマイチわからなかった。すると店主の方が僕に「何かお探しですか?」と声をかけてきてくれた。僕は「日本画の画材を探しています」と答えた。すると店主の方は店の奥まったところに僕を案内してくれた。この店では少しだけ分かりにくい場所に日本画の画材が安置されていたのだ。

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 この店ではどうやら金箔などに関する画材を取り扱っているようであった。微妙に鳥取画材と品の棲み分けができているようであった。

 僕はそれから筆のコーナーも見てみた。するとそこには得応軒の削用筆、それから東京金盛堂製のゴシック面相や精雲堂の筆などが置いてあったのだ。

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僕はここで精雲堂の夏毛彩色筆を発見して思わず目を剥いた。

そして僕はそれを見やるなり店主の方に「この店はクレジットカードが使えますか?」という事を聞いてみた。すると店主の方は「ごめんなさい。この店は現金だけなんですよ」と答えてくれた。

 僕はこの店で筆を買うかどうか少しだけ煩悶してしまった。ただどうもここにあった夏毛彩色筆は紙包装の物であったのだ。僕は印字された筆が好きなので、買うのに二の足を踏んでしまった。

 結局僕はこの店では何も買わずに外に出た。そして店から出た左斜め正面に鳥取画材の看板を見つけ何やら戦慄を覚えてしまった。「なんでこんな至近距離に二つも画材屋が建っているのだろう。商売の競合が起きやしないか」と。 


 それから僕は夕食を摂る為にペペレーノイタリア館という店に行ってみた。僕がその店に到着したのは17時10分頃であったがまだ店は閉まってしまっていた。どうやらこの店が夕方開くのは18時という事であった。

 僕は「それならば」と思い立ちgoogleマップを開きイタリア料理屋を検索してみた。するとピッツァリアレオーネというピザの店が周辺にあることが判明した。そしてその店に向かって歩き始めたのである。

 その辺りは鳥取市の商店街のようであったが、何やらその景観が島根県出雲市の商店街とちょっと似ていた。

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この日は日曜日であったのにちょこちょことシャッターが降りた店もありちょっとだけ寂れているような雰囲気があったのである。

 僕はそれからピッツァリアレオーネに到着したのだが、どうやらそこも18時に開店ということであった。僕はその辺りで有料駐車場に停めていた車に戻って行った。まだまだ夕飯を食べる店が開くまで時間があるようだったので、先に鳥取砂丘の絵を描く地点の下見をしようと考えたのだ。


 それから鳥取砂丘のあたりに15分程度車を走らせて行ってみた。そして適当にそのへんの駐車場に駐車をして僕は横断歩道を渡ろうとしたのだがどうやらこの辺りは夕方は交通量が多いようであり、なかなか横断歩道を渡ることができなかった。

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 僕が砂丘に初めて足を踏み入れた時にはもう陽が落ちかけていた。何やら砂丘の情景は異様に薄暗く感じられた。曇りというのも関係していたのかもしれないが、それ以外にも何か要因がありそうだった。夕日の彩度が低いようにも感じられた。

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 僕は海岸に向けてひたすら砂丘を歩き始めた。すると奇妙な事に気がついた。何か砂丘の表面に尖った硬い粒があったのである。

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またかなり背が高い草が砂で倒されて埋まっていた。これは多分、先日の台風によって鳥取砂丘の表面を覆っていた砂が飛んでしまったのであろう。

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何やら景観が変わってしまっているように僕には感じられてしまった。何やら砂丘砂丘ではなくなっているように見えてしまったのだ。ちなみにここは風が物凄い強かった。絵を描く際には注意が必要そうだった。

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 砂丘を歩いているうちに陽はすっかり暮れていた。僕は車に乗り込んで再度鳥取市の市街地に向かい有料駐車場に車を停めた。そしてピッツァリアレオーネという店を訪れてみたのである。

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僕が店の扉を開けると何やら団体客が店の貸し切りをしているようであり会合のようなものを開いていた。僕はそれを見てすぐに店の外に出た。すると僕の後ろから女性客達がやってきて「貸し切りかな?」「いや、貸し切りだったら普通店の外に掲示されてるでしょ」などと言いながら店の扉を開けていた。

 僕は「掲示はなかったけどあれは明らかに貸し切りだったな」と感じながらこの店を後にした。さすがにあの中で料理を食べるのは気まずいだろうと判断したのだ。


 それから僕は件のイタリア料理ペペレーノという店に行ってみた。

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ちなみにこの店の名称はカーナビに表示されていた名称と違っていたのが印象的であった。カーナビの名称ではこの店はペペレーノ イタリア館という事になっていたのだ。これは、どうやらカーナビに表示されている名称をあまり信用してはいけないようである。「この店の名前は英語末尾だから持ち点が高い!日本に暗黙裏のうちに敷かれている階級制度から行っても持っている持ち点が加点されるから〝料理を旨く作ることが許されているはず〟だ!」と安易に判断をして店に向かっても日本語末尾であったりする可能性も出てきてしまったのだ。僕はこれには少しだけ困ってしまった。

 僕はこの店の扉を開けて入って行った。すると背後で店の扉が嫌にゆっくりとした動きをしながら大きめの騒音を出して閉まるのを感じた。「なるほど。これだと認識に紛れが発生して軽微なストレスを感じるな。人間には軽微なストレスを感じるとその生存本能を刺激されて食料を多く取ろうとしたり、繁殖の為に身繕いをし始めるという本能が備わっている。その科学的事実からしてもこの扉は客に食事を多く注文させる為に有効なのかもしれないな」と考察をした。それだけ長ったらしい考察をしてしまうほどにはこの店の入り口の扉は奇妙な動きをしていたのだ。

 また、この店には入り口の扉の後に少しだけ廊下があって、さらに扉が設置されていた。そちらの扉も非常にゆっくりとした動きをしながら閉まるのだが、そちらは閉まる際にまるで騒音をさせないのである。僕はその事にかなり戸惑いを覚えてしまったが、こちらは「店内の客に入り口の扉が閉まる騒音を聞かせてストレスを与えないようにしよう」という配慮なのかもしれないと考えたのである。


 僕が店に入ると何やら厨房が忙しいのか、少しの間僕は店の入り口辺りでぼっ立ちする事になってしまった。そして僕がボケーとしながら少しだけ待っていると給仕のおばさんが僕に声をかけてきたのである。そして僕に店の奥に座るようにと促してくれたのだ。

 僕が店の奥に座ると何やら隣りの席の男性は風邪を引いているような感じで鼻啜りを頻繁にしていた。僕はその音を聞きながら紙のお勧めメニューを見てとりあえず適当に鹿肉ホルペッティとナスのグラタン、それから川ガニのスパゲティトマトソースを注文した。それぞれ1000円、1300円であった。

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 それから、僕は料理が届くのを待っていたのだが、僕が注文をした少し後に給仕の方がやってきて「この二つの料理は二つともトマトソースをベースに使っているがその点は大丈夫ですか?」と聞いてきた。僕はそれについては大丈夫と答えておいた。

 それから僕は店内のメニューを見てみたところどうやらこの店はピザも取り扱っていたようだ。

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僕は基本的にピザの味や切れ方などで日本におけるイタリア料理店のストレス量を計っていたので「ピザを注文しなかったのは失敗だったな」と感じてしまった。

 

 それから少し待つと鹿肉ホルペッティとナスのグラタンが来た。

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これは何かそこそこの味であった。チーズがちょっと旨いように感じられたが、なんというか僕は何か奇妙な衝撃を受けてしまった。それというのもこの店の料理よりも、これまでの旅の中で僕がキャンプなど適当に自炊した料理の方が明確に旨かったのだ。


 それから川ガニのスパゲティトマトソースもグラタンに少し遅れてやってきた。

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僕はグラタンを早めに食べて片付けると、スパゲティに取り掛かり始めた。こちらの料理には川がにが入っていたのだが、その身はほとんど食えなかった。

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僕はそれを見ながら「このカニって入っている意味ないんじゃないか?ハサミのトゲも口内で邪魔だったし」と感じてしまった。

 こちらの料理の味はといえばそこそこには旨かった。ただ、こちらもやはり普通に自分が作った料理の方が旨かったのである。ちなみに僕の自炊方法は本当に適当である。それはこれまでに僕の日記を読んでいる方々からすると丸わかりであると思う。塩以外の調味料はほとんど使っていないのだ。

 ちなみにこの店では帰り際に水のおかわりはと給士のおばさんが聞いてきた。ただこれについてはそこまで妙な事だとは思わなかった。それよりも異常だと感じてしまったのは隣りの客であった。それというのもこの隣りの客というのが何やら妙齢の夫婦のような感じであり、特に男性の側がちょっと変だったのだ。その男性客はスプーンやフォークを何度となく皿に叩き付けて大きめの騒音を発生させていたのである。

 僕は「なんだ、これ。結構不快だな。僕に不快感を懐かせる為にやっているのかな」と最初は思った。ただ、どうもその音を発生させているタイミングからして何かこの店の人間や家族連れの客に対してやっているようであったのだ。僕は料理を食べている間中、その炸裂音を聞きながら「本当に日本というのは異常な社会だな」と感じてしまった。

 「剥き出しの人間の悪意に触れながら食事をしているのだ、そのせいで料理の味も少しだけまずく感じているのかもしれない」僕はそのように推察をしながらこの店で支払いを終えた。この店はクレジットカードが使えるのが幸いであった。


 僕はそれから車に乗り込んで商店街の前の通りを車で走りホテルに帰った。その際に潰れている料理店を結構見たわけである。僕はそれを見て本当に心の底から思ってしまったのだ。「そりゃそうだろうな」と。

 それというのも最近ではyoutubeなどと行った動画サイトに魚の捌き方まで載ってしまっているのである。実際に僕は広島県蒲刈島ではウェブ上の動画サイトの動画を見ながら魚を捌いたわけなのだが2〜3度捌くとほとんど完全に魚の捌き方をマスターしてしまったのだ。つまるところ科学技術の発達によって素人でも簡単に専門的な料理などを行えるような時代が到来してしまっているというのが現代なのである。生半可な料理屋などは簡単に潰れてしまう。

 そしてそれについては料理以外のジャンルでもそうであると言えそうであった。例えば漫画などもそうであり、最近ではコマ割りをアプリケーション側が自動生成するような機能までついてきたのである。入れる絵に関してもそれは同様である。例えば〝たこ焼きセット〟などというイラストセットが普通にアプリケーションの側に入ってしまっており、それを適当に原稿に配置するだけでたこ焼きの絵が出来上がるのである。

 もちろんまだまだそのような絵は出来が悪いと感じさせるようなものばかりである。しかし結局のところは将来的にプロフェッショナルが存在するような業界では超一流しか生き残らないような事になっていくのであろう。僕はこの日、強くそう感じてしまった。


 ただ「それにしても」と僕はこの日考え込んでしまった。なんというか〝この中国地方という地方は単純に料理店の飯が不味い〟のではないかと推察してしまったのだ。

 そしてそれが恐らくは日本の階級制度からすると中国地方自体の身分が低いからではないかと僕は大まかに結論を出してしまったのだ。

 アメリカは日本を第二次世界大戦後に間接的に統治をした。そしてその際の最重要項目というのは〝日本を中国、ロシアなどの共産国に対する防波堤とする〟という事であったのだ。

 そしてアメリカはその目的に応じて徳川家などが引いていた階級制度を再活用して日本に再度階級制度を敷衍した。その結果として一番攻撃的な操作にあったのは恐らく中国地方であったのだろう。なんといってもこの地域はキリスト教徒を迫害したローマ帝国があったイタリアと同じような気候、地中海式気候をしているのである。おまけにこの辺りは中国という名称がついた地方であり、実際の地図上の距離が中国に近いことからしても渡来系の遺伝子を持った人間達も多かったのである。恐らくは自然を装って東日本の遺伝形質を持ったもの達に遺伝的に吸収させる為に近畿地方よりも若干攻撃的な操作が多く加えられたはずである。

 なんにしても僕は旅に出てから自分が適当に作る料理よりも旨い料理を出す店というのをそこまで多くは食べていないのである。これは大きな問題であると言えそうだった。なんといっても僕はこれから中国地方を旅した様子をエッセイとしてまとめてamazonkindleで販売するのである。どのように料理店について書いていいかまるで分からなくなったのだ。


 僕はそれからスーパーホテル鳥取駅前店に車で帰還した。その際に僕がホテルの駐車場に車を付けると係員の方(この方は出発の際に妙なことをやってきた方であった)が僕に対して名前を言うように言ってきたわけである。

 僕は何か奇妙なものを感じながら「原田です」と答えておいた。するとこの係員の方は「これからチェックインですかね。予約の方は…」などと僕が今日初めてホテルに来たかのように接してきたわけである。僕はこの対応には流石に面食らってしまった。僕はこの日の夕方頃、この方に駐車場から車を出してもらったのである。「これからチェックインですかね」という言葉が投げかけられる事自体がおかしいのである。ただこの係員の方が単純に顔を忘れていただけという可能性もあったので、僕は釈然としないままに駐車場に車を入れたのだ。


 駐車場に車を入れながら僕は「ハッ」っとしてしまった。「駐車場というのは日本語だな」と。そう、僕は旅に出てからずっとホテルに宿泊をした際にホテル側からホテルの駐車場で特別にストレスを味わうように嫌がらせをされ続けているのである。

 僕はそれを受けて少しだけ考えてしまった。「これは平地系の姓をした人間はこれまで迂闊にインターネットに顔写真や姓などの個人情報を晒せなかったんだろうな」と。それというのもそれをすると顔と姓が公衆から完全に把握されてしまい、日本の社会の構成員から攻撃が一斉に来てしまって社会全体から虐め殺される恐れがあったからである。つまるところ平地系の姓をした人間はこの国ではまともにSNSを活用することが出来なかったのである。

 また「顔と姓が知れ渡っている地元に定住することが出来なくなる」という現象もこれまでに散々起きていそうであるなと僕は推察をした。そんなことは当たり前である。それはこれまでに僕がした推測を見て頂ければ必然的にたどり着く帰結なのである。

 何やらこの国は山地の人間は平地の人間を攻撃しても大丈夫な仕組みが入念に敷かれていたような痕跡が大量に残ってしまっているし、山から海にかけて印象操作としての階級制度が敷かれていたという証拠も大量に残ってしまっているのだ。

 

 僕は今日、商店で受けた色々なストレスを省みて「これマジで平地系の姓をした人間は選択の自由を奪われていたんだ。これって深刻な人権侵害だな。それ以前に俺の場合は高校受験の際に名前欄が無かったんだけどね。それにうちの家は色々詐欺等の犯罪もやられているし。これ、本当に後で大問題になるよ。少なくともこの国は世界各国から相手にはされなくなると思う。つーかすでにされてないけど。そもそも日本人も西欧人も人権って言葉を口にする資格が全然ないな。この国で人権って口にしている奴を一切信用してはいけないな。本当に全員異様にタチが悪い嘘つきだよ。人権を口にするなら階級制度にまず言及しないといけなかっただろ。でも日本の人権活動家はまったく階級制度には触れなかったじゃないか。この国で人権を口にした奴は生粋のドクズだったって後々本当に判明するだろうな」と推測をした。

 ただ何やらその上で僕は妙な事に気がついてしまったのである。「政治家というのは日本語をした職業なのだ」と。


 これまでに僕が明確な証拠をあげながら行ってきた考察から言えばまず〝西日本の平地系の姓をした人間は白色人種並びに東日本の人間の文化などを肯定するような行動を取らなければ遠回しに自然を装った攻撃的な操作が掛けられてしまい人生をめちゃくちゃにされる〟というはどうも明確であるようだった。

 そして例えば西日本の平地系の姓をした人間が〝政治家〟という日本語の職業を選択すれば、日本に暗黙裏に敷かれた階級制度によって持ち点が足りなくなるのである。すると結果的にアメリカに寄った主義主張をしていかなければ政治家という職業を続けられなくなるわけである。

 そして、東日本の人間は人間で元々持っていた文化というのが白色人種の持っていた文化に似通っていたわけだ。そうなってくると戦後の日本において社会制度を決定していた政治家と呼ばれた人間達は結局のところ全員が。

 全ては言わない。ただ、これまでの考察をまとめるとこの国の国体というのはそのような形をしていたのは間違いないようであるように僕には思われた。

 

 この日、僕はそのようなことを考えながらホテルの自室でひたすらに酒を煽っていた。正直なところ、中国地方を旅していてもまるで面白くないのである。面白いことは本当に時々あるのだけど、日本の階級制度から掛けられるストレスの方が圧倒的に多いのだ。もはやこの事自体が日本には東から西にかけて、英語から日本語にかけて、山地から海にかけて、語られない階級制度が敷かれていることの証左であるように僕には思われてしまった。